5月 大人のための絵画教室


 徐々に日差しが強くなってきたかと思えば、例年より半月ほど早い気象庁の梅雨入り宣言。自然の気まぐれは人知の及ぶところではないと教えられているようです。
さて、5月の「大人のための絵画教室」はイベント盛り沢山でしたので、そのご報告を少し…。



 5月11日(土)月例人物課題は、こども図工教室と合同で行いました。
今回はモデルさんにスカートを着てもらいましたので足の骨格など少々分かりづらくなりましたが、隠れた形を美術解剖学などを利用し知識でも補えるようこれからも勉強していけると良いです。1日5時間のタフな課題ですが、皆さん最後まで一生懸命描かれていました。







 続いて5月25日(日)、行って参りました到津の森公園。
当然遊びに行った訳では無く目的は動物のスケッチです。動くモノを描くために必要なことは「そのものの印象をつくっているポイントを出来るだけ短い時間で探し当てる」技術と知識、経験です。


最後は受験科と合同で講評しました。暑い中皆さんお疲れ様でした。







 更には「風景画」を描きに5月26日(日)、下関市は長府功山寺に行って参りました。予定していた19(日)が雨で延期になり一週間遅れてようやくの授業でした。始めは薄曇りで影が曖昧でしたが時間と共に日が射して、お昼には暑いほどの天気に…。日向で描かれた方はさぞ暑かった事でしょう。昨年の秋に第1回目を迎えることができましたこの授業は、年に2回(春、秋)行う予定です。




目的地、功山寺までの道は趣深く、いたるところがモチーフになりそうでした。


この生徒さんは、色鉛筆で樹木をメインに描いていました。光溢れる様子はご本人が感じたままに紙へと移しとられていましたね。


最後は講評です。皆さんそれぞれが目的意識を持ち良い作品を創られていました。











 終わりに、通常授業のご紹介。

この生徒さんは、静物デッサン(モチーフ/石膏)を進めています。石膏を描くことで、形・明暗などを比較し合わせる力を養います。念願の石膏イーゼルデッサンに移り、頑張って一枚完成させました。
次は画材を木炭に変えて描く予定です。

静物木炭デッサン(モチーフ/石膏)は、始めビデオでデモンストレーションを観てから実技に入ります。課題内容は少しずつ難易度の上がっていく、カリキュラム方式です。



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