北九州未来創造芸術祭ART for SDGs


こんにちは

火曜・木曜朝活担当講師の冨士本早紀です




スタジオでは油彩・水彩・デッサンを中心に教えていますが
昔から美術館や博物館に行くことも大好きでした。




今回は5月5日に家族で行った
北九州未来創造芸術祭ART for SDGsをご紹介させてください。
会場:東田ミュージアム地区近辺
会期:2021年4月29日(木祝)〜5月30日(日)

私にとってはとても興味深い作品が多く
老若男女、楽しめるイベントです。
アートに興味のある方、普段は美術・アートに興味のない方にも
もっともっとたくさんの方々に実際に
足を運んでいただきたいと思った芸術祭でした。



私が昨年からその動向に注目している
落合陽一(”さん”とつけるべきか・・・)の作品にも
始めて触れることができ、興奮冷めやらぬ今日この頃です。
長くなりそうなので、作品に関しては数回に分けて少しづつ書いていきます。


しかし、残念あことに会期終了が迫っています。
少しでも興味のある方はお早めに(^^)


詳しくは公式ホームページをご覧ください
https://art-sdgs.jp






ここでは《INTER-WORLD/SPHERE: The three bodies》2021/奥中章人の作品
について少し書いて終わろうと思います。





今回のイベントの中心となる東田ミュージアム地区に到着すると
芝生の中にフワフワと大きなお饅頭が
異様な存在感で佇んでいました。。。

虹色に輝く特殊なフィルムを使った大きなバルーン状の作品です。
鑑賞者は外からその美しさに触れられることはもちろん
作品の中にも入ることができる体験型アートです。





簡単に言うと"どこから観ても美しい立体"です。
万人が美しいと思うのではないかな。一見、SDGs的要素が薄いとも思っていました
が、
実物に触れないと作品を"観た"とは言えないなぁとつくづく思った作品です。



一度に10人以下の入場制限もあり
私たちは20分くらい列に並んでやっと入ることができました。



ジワジワと自分の順番が廻ってくる間、美しい外観を見つめながら
どんなに美しい景色が体験できるだろうと私はそればかりを想像していました。

いざなかに入ると、視界に入るのは光の見せるさまざまなピンクや紫、青・・・
いつかシャボン玉の表面に見た景色に思いを巡らせます。


しかし数分経つと、視界の感動やフワフワ素材に踊った心はどこへやら
ひたすら暑いのです。そして空気も心なしか薄まっていく感じが。
その息苦しさに、一緒に入った子どもたちは
"早く外に出たーい"と騒ぎ出し(笑)大人たちも仕方なく一緒に外へ。


作品内部の空気圧を保つため、鑑賞者は出入りの際に
2つの待機スペースを経る仕組みになっているので、簡単には外に出してもらえません。
早く出たいー


やっと外に出た時には、気のせいか視界もスッキリ!!
皆口々に"涼しー"とか"気持ちー"と
いつもの空気の美味しさに気づきます。


"ありがとう緑、ありがとう光、爽やかな風!!!"
大袈裟だけど私はそんな気持ちでした。
作品を離れ、芝生広場の離れたところまで歩き一息、
ふと振り返ると、14時頃の燦々と眩しい光を浴び
さらに美しさを増した(ように見えたのか)三つのお饅頭に心奪われ
何枚も何枚も写真を撮り続けるのでした。





北九州未来創造芸術祭ART for SDGs
2021年4月29日(木祝)〜5月30日(日)

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