こんにちは
ディキューブ アート スタジオの冨士本です



先週末、40年近く生きてきて初めてこんな虹を見ました!!




写真にとったり絵に描いたり、
オラファー・エリアソンみたいに機械を作って
その再現をしても同じレベルには到達できない境地を感じました

それはこの虹が大きくて立派だから
というわけでもないとおもいますが



どんなに欲しいと思っても手に入らないし
数秒後には消えてしまうかもしれない
ありがたい瞬間が自然の美しさの所以でしょうか





中学生の時、
当時幼稚園生だった妹の寝姿が”愛おしい”と思い
F8号の油絵に描きました
またある時には日没前後の、
オレンジ色と紫色が入り混じる空に感動して
絵に描いたこともあります



どちらもそのとき一生懸命に描いたのだけれど
”ありがたい”瞬間をどうにか”あるもの”にして
自分の手元に残したいという到底無理なことを
考えていたような気がします



自分の半分くらいの大きさの人間が
小さく一生懸命息をしていることへの感動を
そのままパッケージングすることはできないし
オレンジ色と紫はキャンバスの上でグレーに混ざり合い
なんだか汚くなって残念な気分になったのが今でも忘れられません







話はかわりますが。。。
(私の中では繋がっていますが、うまく説明できない・・・)

最近は木の苔や、鉄のサビが雨で流れ
コンクリートにできた模様なんかに興味があります


模様の中の質・リズム・配色などが面白い
湿度や温度、日照時間や素材の成分などの偶然性が
それらの多様性を生んでいることも当たり前ですが興味深い

そんなことが気になって頭を巡っている今日このごろです






 

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