大人のための絵画教室 授業風景[6月]


「大人のための絵画教室」6月の授業風景をご紹介します。



 人物画(コスチューム)の様子です。今回は首の骨格を上手く描き表すことを目的として制作していただきました。進行は、ポーズ開始前により良く描くためのアドバイスも含めた講義をし、途中休憩を挟みながら固定ポーズを20分全12回こなします。


モデルさんの姿勢(立ち、座り)はその回により変わります。構図をどうするかをスケッチを元に考えて、背景との関係をみながらできるだけ良い構成を目指します。


人物画は、初心者の方は特に「難しくて敷居の高い課題」と敬遠されることが多いように思いますが、魅力的で描きごたえのあるモチーフです。ご自分でイメージされる理想的な作品に近づけるため繰り返し練習し描く感覚を養いましょう。毎回参加される方々はご自分のペースで少しずつ上達していますね。昼2時から始まった授業は、講評も含めて夜8時半に終了しました。








 お次は生徒さんが良く集っている火曜日の授業を少し。この方は、鉛筆デッサン基礎課題の最初に勉強していただく『球』に取り組まれていらっしゃいます。曖昧になりがちな影を上手く描く理屈を、他の基礎内容と共に学んでいただく授業です。


一方こちらは、それのもう少し進んだ課題『木片』に奮闘されています。木片2つを使い画面上に空間を造り出す技法を学びますが、この課題は多少難易度が高いので大体皆さん悪戦苦闘されているようですね。

 課題は、随時各専門講師との相談で進めていきます。生徒さんの多くは、画材、モチーフなど、入会したての時には知らなかった世界を、他の生徒さんの様子を見たり講師との会話で発見しているようです。上で紹介させていただいた生徒さん達のこれからも実に楽しみですね。


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