1月23日は昨年も雪だったそうです

雪が降ったり止んだりの小倉です。
今日は朝活の生徒さんも
お休みが多いので、受験生の指導に
あたりつつブログを描いています


造形科(大人の絵画教室)の下の階
3Fが主に受験生の制作する教室。
各々の志望校に合わせた課題を
制作しています。




あるテーブルで静物水彩画の
課題をしている生徒が
鉛筆で輪郭を描いた瓶に
青色を塗ろうとしていました。
傍にはちいさなスケッチブックに
何色も試し塗りした無数の青が。

彼は自分が観たままの青をさがして
ずっと混色を繰り返していました。

こんな時期なので、内心
色味の調整にそんなに時間を取るより
もっと試験時間に合わせて
早く描かなきゃいけないんじゃない!?
と思ってしまって、その生徒には
”それよりも、早く形状の描写に入った方が”
というニュアンスで指導をしました。
が今となってちょっと
心にジレンマが生まれています。



というのも、私、アカデミックなデッサンや
習作というのは基本”伝える手段”を学ぶ過程だと
常日頃から色々な方にお伝えしているのですが
だとしたら
彼は彼の観たままの青を伝えるべく
画面には加筆しないまでも
制作行為の渦中にはいたわけで
今まさにやるべきことを
コツコツやっていたんですよね。


ただ、実際の受験現場では
色味の微々たる違いがあっても
(赤いものを青く描くのはナシですが。笑)
形状や材質感のリアルさの
正確な描写の方に手がかかっている作品の方が
評価は高そうだという事実もあります。

何かを伝える時の優先順位を判断できる
バランス感覚も持ち合わせる必要がありますね。




年末の人物画模写の習作と
年明けのデッサン課題が混在する
アトリエの壁です(^^;)





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